CPIのDNSサーバーを利用している場合にせていされるレコード情報をCPI DNS担当者に聞いてみました。
CPIで設定されているレコード情報と外部のDNSサーバーを利用する際の設定例について記載していきます。
ここでは対象のドメイン名を example.com
として記載します。
サブドメインを利用している場合は、mail.sub.example.com
のように同様にレコードを追加する必要があります。
example.com. | IN | A | WEBサーバーIP 例:198.51.100.70 | |
---|---|---|---|---|
www.example.com. | IN | A | ||
ftp.example.com. | IN | A | ||
example.com. | IN | MX | 10 | メールサーバーホスト名 例:m100.secure.ne.jp. |
smtp.example.com. | IN | A | メールサーバーIP 例:198.51.100.240 | |
pop.example.com. | IN | A | ||
mail.example.com. | IN | A |
ここでは対象のドメイン名を example.com
として記載します。
サブドメインを利用している場合は、mail.sub.example.com
のように同様にレコードが追加されています。
外部向けから追加となっているレコードは背景色を水色、変更は黄色にしてみました。
example.com. | IN | A | WEBサーバーIP 例:198.51.100.70 | |
---|---|---|---|---|
www.example.com. | IN | A | ||
ftp.example.com. | IN | A | ||
example.com. | IN | MX | 10 | vlmx10.secure.ne.jp |
example.com. | IN | MX | 10 | vlmx11.secure.ne.jp |
example.com. | IN | MX | 20 | vlmx12.secure.ne.jp |
example.com. | IN | HINFO | 20 | WEBサーバーホスト名 例:aa100.secure.ne.jp. |
example.com. | IN | HINFO | 20 | メールサーバーホスト名 例:m100.secure.ne.jp. |
example.com. | IN | TXT | "v=spf1 include:spf.secure.ne.jp -all" | |
smtp.example.com. | IN | A | メールサーバーIP 例:198.51.100.240 | |
pop.example.com. | IN | A | ||
mail.example.com. | IN | A |
メールには次のような文も添えられていました。
※メールに関する内容につきましては、弊社のウィルス・スパムチェックサーバーを指向するよう設定をしております。
そのまま他社様のDNSサーバーに設定をした場合、正常な動作をしなくなる恐れがございますので、代わりに下記の記述例をご参照くださいませ。※ここでの「下記の記述例」とは「1. 外部のDNSサーバーに設定する際の設定例」を指します。
CPIでよく起きる障害の1つに、メール滞留によるメールサービスの遅延があります。
恐らくメール集中時に他のウィルス・スパムチェックサーバーを指定したいため、CPIで変更できないDNSサーバーのレコードにはウィルス・スパムチェックサーバーを設定して欲しくないのでしょう。
その証拠としてマルチドメイン追加時のDNSサーバー指定欄には「CPI 以外の場合、WEBメール、スパム、ウィルスチェックなど一部機能はご利用いただけません。」とあります。