WEB制作関係者にとってサーバーの再販とは、定期的な収入を得るのには最高の手段です。
しかしながら、失敗すれば 料金に見合わない時間をサポートに割くことになります。
サーバーの再販を成功させるための秘訣をご紹介します。
サーバー選びでは 利益を上げるためには 原価が安いサーバーを選ぶことが必要です。
そのため、月100円の ドメインキング を選ぶ人が多いですが、利用規約で禁止されています。
運営会社にばれることは 多くないですが 稀にばれてしまうことがあります。
その場合は 移転作業やその説明に 莫大な時間を割くことになるのでやめておく方がよいでしょう。
実際に CMSで制作したサイトを移転することになり、移転作業を自腹で依頼してくる人がいました。
利益を上げることや管理を簡単にするために、1つの契約内に複数の顧客のサイトを入れる人がいます。
その場合の注意点をいくつかあげておきます。
この場合は ファイルを取り出すために FTPアカウントの提供を求められることがあるので 複数の FTPアカウントが使用可能か注意しましょう。
これがなければ クライアント側が更新する際など 頻繁に ファイルの取得・置換をお願いされる場合があります。
WordPress 等の CMSを使用する場合は 1サイトに専用の1データベース1ユーザーを割り当てるようにしましょう。
WordPressのバックアップ系のプラグインでは 同じデータベースに入っているすべてのデータを抽出できてしまいます。
また 1サイトに 1ユーザー 1データベースを割り当てなければ 例え データベースが分けてあっても 更新・削除などできてしまいます。
よく サブFTPアカウントを顧客のドメイン名に割り当てて 再販している方がおられます。
この場合 FTPで直接ファイルを編集することはできませんが、PHPで exec("rm -rf ../*");
を実行すれば 1つ上の階層にある全てのフォルダを削除できてしまいます。
仮に exec関数
の使用が制限されていても、PHPでファイルを削除する rmdir関数
を使用すれば FTPでアクセスが許可されている領域よりも 上位層のフォルダも削除できます。
この方法はFTPアカウントが提供されていなくても WordPressの管理画面 のテーマ編集 から PHPを書くことでもできてしまいます。
結局のところ エンドユーザー向けサーバーの1契約に複数の顧客を割り当てることは ほぼ不可能です。
1契約で複数の顧客に再販できるのは以下の条件をすべて満たすときです。
WordPress設置やFTPアカウント提供など 顧客がファイルを編集できるような形で再販する場合は CPI
の ACE01 がお勧めです。
ドメイン毎に コントロールパネルが割り当てられるため 完全に他の顧客と分離できます。
また、 ウェブコントロールパネルとメールコントロールパネルも分かれているため メールの運用だけ顧客に任せることも可能です。