WordPress の完全なバックアップを取得する方法をご紹介します。
SSL化やドメイン名変更など 大きな変更を加える時に、
この方法で取得することをお勧めします。
ここでは 作業する方が FTPを使って ファイルをダウンロードしたり開いて中身を確認したりできることを前提としています。
また どのレンタルサーバーを使用していても手順は基本的に同じなのですが、比較的ユーザーの多いXSERVER の画面で解説していこうと思います。
WordPress は FTP上のファイルと データベースに データが保存されています。
ですから これら両方をバックアップしておかないと意味がありません。
(逆に これらがあれば 完全に元のWordPress を再現できます。)
それでは早速 実際の手順を解説していきたいと思います。
FTPに接続して ローカルにファイルをダウンロードします。
WordPress インストールディレクトリにあるファイア・フォルダをすべてダウンロードしてください。
example.com
というドメインの場合、./example.com/public_html/
に配置されています。
サーバーパネル > アカウント > バックアップ
から ドメインごとにバックアップをダウンロードできます。WordPress に使用しているファイルは WordPressインストールディレクトリ直下にある設定ファイル wp-config.php
の中に記載されています。
データベース名・ユーザー名・パスワード を使用するので メモしておきましょう。
デフォルトでは 28~35行目に 以下のように記載されているようです。
/** WordPress のためのデータベース名 */
define('DB_NAME', 'example_wp');
/** MySQL データベースのユーザー名 */
define('DB_USER', 'example_wp');
/** MySQL データベースのパスワード */
define('DB_PASSWORD', 'password');
サーバーパネル > データベース > phpMyAdmin
からアクセスできます。ロリポップなどの場合は 「サーバー名」が別途必要になるかもしれません。
その場合は 2.2.1. で調べた 同じファイルの下の方に 「ホスト名」として記載されています。
左サイドバーから 2.2.1. で調べたデータベース名を探してクリックしてください。
エクスポートタブを選択してください。
そのまま「実行」をクリックします。
これで バックアップは完了です!お疲れ様でした。
せっかくバックアップしても リストア(復元)できなければ意味がありません。
XSERVERをご利用中の方は 初期ドメインが割り当てられていると思いますので、テスト用にWordPress をインストールして練習しておくとよいです。
最後におまけとして 簡単にリストア手順を説明します。
ローカルに保存してあったファイルで FTP上のファイルを置き換えます。
phpMyAdnmin にログインして バックアップしたファイルをインポートします。
これを実行する前に データベースの中身を空にしておいてください。